バレニクリンはニコチン中毒に有用で禁煙に最適

喫煙への風当たりが強くなってきています。
確かに、喫煙がもとで発生した癌や各種疾病による全世界の死亡者は、年間300万人というWHOの報告があります。
しかも、喫煙による健康被害は、自らの意思に反して煙を吸うことを余儀なくされる受動喫煙によって、周囲の人をも巻き込むものであり、看過できない状況にあります。
喫煙者の中にも、何回も禁煙にチャレンジしたが、続かなかったという人が少なくありません。
それは、本人の意志の弱さが原因ではなく、ニコチン依存症、俗に言うニコチン中毒によるものだと考えるのが妥当です。
やめたいと思っていても、やめられないのは、そのニコチン中毒のなせるわざなのです。
自分の意思ではタバコを吸わないと決めていても、禁断症状が出てきて、イライラ感や集中力欠如の状態に追い込まれるのです。
ニコチン中毒の恐ろしい部分です。
そんな中で、禁煙を手助けする薬も開発されてきたのです。
バレニクリンは、まさに画期的な禁煙補助薬として知られています。
しかも、飲み薬ですので、扱いも楽です。
バレニクリンは、ニコチン受容体を刺激して微量のドーパミンを放出させます。
このドーパミンが、禁煙時に発生する禁断症状を大きく減少させるのです。
同時に、ニコチンがニコチン受容体に結びつくのを防ぎ、その作用を弱くいたします。
さらに、ニコチンによるドーパミン放出を制限しますので、タバコを吸ったときに感じる充足感が得られにくくなります。
バレニクリンは、このようにソフトなメカニズムを持っていますので、苦行を強いられる禁煙ではありません。
だからこそ、バレニクリンを使った場合は、中断しないで5回の通院をした事例では、80%から90%もの禁煙成功率を誇っているのです。
タバコをやめたいと願っている人の意思を尊重した薬であると言えましょう。